持ち込みカラオケで人数がそれなりにいる場合、ワイヤレスマイクが一般的なカラオケボックスにもともとある2本では足りないことがあるので、ワイヤレスマイクの増設の必要に迫られた。
そして、(激しく主観的な表現だが)怪しげな製品を除いて最も安い部類に入るワイヤレスマイクが、SONYのIFM-V1Kである。
価格.comによると発売日は1996年2月10日だという。20年近くに渡りモデルチェンジをしない製品もある意味凄い。
ネット上に価格.comのレビューとAmazonのレビューくらいしか有力な情報が見つからなかったので、これから買おうと考えている人の参考になればということでレビューしてみる。
写真
- パッケージ
- マイク本体の表。かっこよく言えば“ハンドヘルド型送信機”。スライド型の電源スイッチがある。
- マイク本体の裏。電池ボックスの蓋がある。この蓋は丸いポッチの部分に細いもの(例:Φ3.5mmのフォンプラグ)などを挿し込んで下にずらさないと外れない。
- セット一式。接続方式は見ての通りアンバランス。Φ6.3mmの変換コネクタも付属。ACアダプタの定格はDC9V 100mA。
- レシーバー側面。電源スイッチとDCプラグ差込口がある。コードの長さは約3m。
- レシーバー裏面。チャンネル切り替えスイッチとねじに引っ掛けるための穴がある。
- マイクの電池カバーを外したところ。電池ボックスの中央付近にある白い点がチャンネル切り替えスイッチ。
感想
- 質感
- 殆どプラスチック製なのでチャチなのは否めない。
- 音質
- 普通のカラオケボックスなら問題なし。備え付けのaudio-technicaのマイクとの違いは殆ど分からなかった。
- 飛距離
- 5、6人用の部屋(3m×3m程度)では問題なし。
結論:そこまで広くない部屋ならカラオケの増設マイクとして問題なく使える!もう一個買うのけって~い!
ライブなどでは小規模であったとしてもそれなりに広い部屋でやると思われるので飛距離が足りないだろう。(メーカー推奨は8~10畳程度)
そういう人は、少々値は張るが、ちゃんとした電波を使うワイヤレスマイクを買った方がいい。
10畳は約16.56m2。今度GAカラオケをやろうと思っている会場は4.9m×6.35mあり約30m2あるのだが、レシーバーとの距離がそこまで離れなければ使えるって私、信じてる!
つーか、職場に6m×6mくらいの部屋があるからそこで試せばいいのかw
Amazonのレビューで160~200m2の部屋で使えなかったとかいって最低の評価をつけている人がいたが、1万前後のワイヤレスマイクにそんな性能を求めるのがそもそも間違っているw そういう広い部屋で使うには電波のワイヤレスマイクじゃなきゃ無理だろう。
自宅でカラオケするとか、普通のカラオケボックスで安くワイヤレスマイクを増設したいという人にはお勧めの一品である。
ただし、多くのカラオケボックスのワイヤレスマイクは赤外線なので、混信する懸念は拭えない。
今回試した部屋に備え付けられていたaudio-technicaのワイヤレスマイク(現行製品のCLM701シリーズ/CLM7000シリーズの前のモデルだと思われる)とは共存できたということは記しておく(audio-technicaのマイクとは混信しないことを保証するものではない)。