エンジェルパーティー5で購入した本の感想

エンジェルパーティー5で購入した同人誌の感想を纏めました。

読んでいて、作者の皆さんからの熱いGA愛のエネルギーをいただきました。

多少のネタバレを含みます。

また、失礼ながら、見出し部分の敬称は省略させていただきます。

サークル:蛍火の宿 著者:ほたる

さみしがりやの龍には桜(はな)を添えましょう

ギャラクシーエンジェルのキャラクターをモチーフに龍や精霊、妖怪(?)、人のままだったとしても「忍者」や「帝」「踊り子」にしてみたらどうなるか設定してみたという本。

ルシャーティが人魚とかノアが長命な魔女とかイメージ通り過ぎる!

テキーラが蝶の妖精とかもうねっ…!(語彙力)

このキャラクターたちが動く小説が読みたい。(超大作になりそう!)

後書きに書かれていたが、ご自身のお時間があまりない中でフルカラーでこれだけの絵と設定を作れるのが凄い。

サークル:みずいろのゆうぞら 著者:ぬかのそこ

海で会えたら。

フォルテ以外のムーンエンジェル隊が人間と龍の混血で、彼女らが困っていたところをフォルテが助けてあげて、何故か一緒に暮らす事になってしまったお話(合っているかな?)。

テーマが難しく、回想と現在が結構頻繁に行き来するので、数回は繰り返し読むことをお勧めする。自分は5回くらい読んで漸く話が分かった。

おまけのコピー誌のキャラ紹介で「フォルテ:どの世界線でも大抵過去が暗すぎる。」とあり笑ってしまった。当然(?)、この本のフォルテの過去も暗かった(笑)

原作の2コマしか出てこないキャラがバンバン出てくる(後書きより)が、そのキャラが原作でどう出て来たか思い出せない…原作も読み直さないと。

全体的にファンタジーな世界感だが、最後に「今は空家問題とかでお役所もどんどん厳しくて」といきなり時事ネタをぶち込まれて吹いてしまった(笑)

月の子らは叢雲と。

おまけのコピー誌。どちらかというとアニメ寄りの設定か。恐らくロストテクノロジーの影響でミルフィーユ、蘭花、ミントと一人ずつ幼児化しては次の日には元に戻る。ミントで幼児化は止まってしまうのだが、なぜフォルテとヴァニラは幼児化しなかったのか…それにも意味がある。深い。

サークル:LV41 著者:LV41

こんなのウィルにだって予測不能なロゼルのギャグ本

いやー、まさかこの言葉をテーマに本を作ってしまうとは。笑わせてもらった。

ロゼルは原作中では薄幸過ぎたので、最後に救われて良かった。

本の内容とは関係ないが、サークルカットが思いっきり【推しの子】のパロディで自分もアニメを見ていたので、サークル発表があった際はそこにも笑ってしまった。

サークル:未来屋 作画:aneko 原作・ネーム:クルクル

マジカルステーキ~フォアグラを添えて~

いつもはグッズを作っていらっしゃるサークル未来屋さんが、初めてGAの同人誌を出したそう。

ルーンエンジェル隊でIのアニメ「ピュルリクマジカルステーキ」をやってみたお話。

全力で魔法少女をやるルーンエンジェル隊が可愛い。読みながら堀江美都子さんの「ピュルリクピュルリク」が脳内再生されるのは仕方ないね。

サークル:la miel 著者:Rena

あなたの隣にいたい

オリジナルキャラの夢子さんが、リリィの事が大好きすぎて仕方ないというお話。

ギャルゲーの主人公は声をあてられていなかったり、あてられていてもOFFに出来たりする仕様が多いが、それは主人公をプレイヤーの分身と見立て、疑似的にヒロインと結ばれたいというプレイヤーの願望を具現化する手段の一つと自分は解釈している。

GA IIの場合、カズヤの声はデフォルトでONで、小田さんの声を聴きながらプレイした人が多いだろう。そんな中で、「カズヤとヒロインが結ばれるのはそれはそれで尊いのだが、やはりカズヤはあくまでカズヤであって自分ではない。うーん」とモヤモヤしてしまうのも仕方ない事ではある。女性プレイヤーは特にそう思うだろう。

そこで、自分の分身となるキャラクターを登場させて、そのキャラクターとヒロインを良い感じにさせる…自分にはない発想だった(もし解釈違っていたらスミマセン…)。リリィは見た目がボーイッシュだから百合も似合う!

サークル:イモホリ号 著者:夕藤紗絵香

Deputy’s report・副官達の報告

レスターとタピオが喫煙所で絡むお話。

副官同士でお互いの上官を褒め合う…良い(レスターは始め、タピオがココの事を言っているのに気付いていないが)。

アルモとココのの女子トークで、アルモが言っていたタピココのシチュエーション、本当にあったのか気になる!

タピオとココは幸せになって欲しい。もちろんレスターとアルモも。

サークル:AKIDANIA 著者:kitaru 寄稿:よるこ

君といたい!

かなん先生がXに女体化タクトのイラストを投稿したことにインスピレーションを受けて作られたレスターと女体化タクトが結ばれるお話。

作中のタクトはかなり自由奔放だが、原作でも元々自由奔放なので実はあまり変わっていないと思う(笑) それにしてもナイスバディだな。

よるこさんの女体化タクト…エロい。あの堅物のレスターですらムラっと来てしまっていた。

女体化タクト、一部界隈でかなり盛り上がっている。

リース工房のリースさんが女体化タクトのフィギュアを制作していて、イベント当日はkitaruさんのスペースに置いてあった。

初日の出を見に行こう

タクトとレスターが皇国士官学校時代に初日の出を見に行くお話。

この頃はまだタクトは女体化していない(そりゃそうだ)。男の友情を感じさせる一幕。ほっこりした。

kitaruさんはイベントの2か月程前に人生初富士登山をしたそうなので、そこから思い付いたのかもしれない(勝手に推測)。

ちなみに、富士山の初日の出登山は、場合により夏のヒマラヤ等の8000m峰と同じかそれより難しいらしいので、素人が手を出してはいけない!(禁止されている。)

自分も最後に富士山に登ったのは感染症蔓延前の2019年なので、久し振りに登りたい。

サークル:カツオ 著者:もりを

蘭花、落ちる

穴に落ちてしまった蘭花をミルフィーユが助け出すのだが…見えそうで見えないっ!

この後、どうやって帰ったのだろうか。

サークル:星のたまご 著者:茉宵

恋を教えて

カズナノ本。あんなに子供っぽいナノナノが大人になって恋を覚えたら積極的になってしまうのか!ギャップ萌えかもしれない。

積極的に攻めてくるナノナノ。今回はカズヤが理性で抑えてしまったが、続きがとても気になる。

大人ナノナノはとてもナイスバディ。

サークル:子守唄染みしみキッシュ屋さん 著者:Omnon

ハッピーバースデー?ヴァニラさん!!

始めはLike a Dolphinの歌詞のイメージから。

素晴らしい!今まで数冊楽曲本を出してきた身としては、こういうパロディをされたら最高すぎる!(語彙力)

みんなどこか余所余所しいけど、実はサプライズでヴァニラの誕生日パーティーが企画されていたというお話。しかし…。

ちなみに、ルーンエンジェル隊は誕生日が設定されているが、ムーンエンジェル隊には正式には誕生日が設定されていない。

日めくりCDで声優さんの誕生日をそのキャラクターの誕生日として祝うトラックがあるので、界隈ではそれに準拠してムーンエンジェル隊の誕生日を祝っている。

Like a Dolphinの誕生秘話も載っているので、興味のある方はウチの本も是非…!とついでに宣伝(コラ

サークル:みかシャボ 著者:あsg

まほうつかいにねがいを!

ジュニナツとカルテキの本。ジュニエヴルがナツメから好きな男の話を聞いてカズヤの事だと思いやきもちを焼くが、実は…。

入れ替わりネタが良い。テキーラの悪戯もテキーラらしくて面白い。

ルンルンエンジェル隊ネタもぶっこまれた。ルンルンエンジェル隊はTVで見た瞬間CDが欲しくなって、発売日にすぐに買いに行ったくらい思い入れがあるので同人誌でネタにしている人がいて嬉しい。

原作ではジュニエヴルもロゼルに負けないくらい中々薄幸なので、末永く幸せになって欲しい。

サークル:月面茶房月見庵 著者:つきみかえで

宙落ちて天下る

全力のジュニナツ本。前2話はプロポーズアンソロジーとキスアンソロジーの再録。実に甘々なジュニナツが見られる。

後1話が描き下ろし。まさか同人誌でウィルのパルフェが見られるとは!

無限回廊の序盤のパルフェとジュニエヴルの不穏な感じからこんな解釈があったとは!

自分は深くは考えずにジュニエヴルが自棄になってしまった位にしか思っていなかったが、この本のように解釈すればみんな幸せ(?)

尊い。

サークル:チェキ猫 著者:ぴなた

GAらくがき帖2024

ぴなたさんのイラスト集。全部色紙のスキャンに見えるが、ひょっとして全部アナログ!?凄い…。

季節ものがあったり、レスタクのブームあったなーとかバニー流行ってたなーとか思い出す。

みんな可愛い…!

サークル:うたごえ 著者:リツ 寄稿:ハルシヨン、よるこ

永遠の二人へ。

リツさんがXでもおっしゃっていたが、装丁がめちゃくちゃ凝っていて綺麗!

これは相応のお値段になってしまうのも納得。自分じゃこういうデザインを思いつかないので素直に凄いと思う。

Wish scale – 人魚と研究者のパロディ

確かに扉に捏造500%と書かれているように原作設定とは違ったヴァインとルシャーティなのだが、ヴァインの物事を合理的に考え、心を否定するかのような思考はヴァル・ファスクに通じるものがある気がする。

ルシャーティもやはり最初はヴァインの事を敵だと思っていたが、いつの間にか意識していて…。

最後はEternal Loversとほぼ同じ結末を辿る。哀しい…。

ルシャーティが人魚ってどこかで見たなと思ったら、今回のイベントのほたるさんの本もそうだった!

読み比べてみたら設定が少し違うので、偶然の一致!?そうだとしたら凄い!

GAファンの間ではルシャーティは伝説上の生物や人物に例えると人魚のイメージが定着しているのだろうか。

Hypericum patulum – 黄色い花のお話

Hypericum patulumという文字列を見て何の事なのか全然想像が付かなかったが、調べたら黄色い花の一種であるキンシバイの学名だった。そんな言葉を知っているのが凄い!自分は「キンシバイ」すら知らなかった。

クロミエは、ヴァインが自分ですら気付いていなかった本心に薄々気付いていた様子。流石!

最後にノア様登場。ノア様の「表面上の言動はツンツンしているけど、内面は実は優しい」という二面性はやはり可愛い。

bouchonne – 七番機脱出中

ほぼ原作設定まま、原作では描写のなかった、ヴァインとルシャーティが七番機で脱出している間に何があったかを想像して描写されたお話。ヴァイン…切ないな。

ヴァインとルシャーティはどうあっても悲劇の結末になってしまうのか。

確かに、仮にヴァインが生き延びる未来があったとしても、代わりにルシャーティは死ぬ気がする。あの設定で二人のハッピーエンドを想像するのは難しい。

ヴァル・ファスクとEDENの仲がGA IIくらいになるまでどこかに雲隠れするとかしても、そもそもルシャーティが表舞台にいなかったらライブラリの情報を引き出せないからノアが兵器を開発出来なくてGA IIの未来は訪れないし、やっぱりムリだ…。

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