普段の私を知っている人からしたら、「急にどうしたの?」と言うと思うが、題名の通り竹内まりやさんのニューアルバムPrecious Daysを購入した。
竹内まりやさんは私の親世代の方で、正直なところ私は世代ではない(笑) 彼女の事は子供の頃に親がBest Packというベストアルバムを繰り返し聞いていたから知っているというレベル。それから彼女の事を追いかけたり、情報を集めたりすることも特に無かった。
では何故今回アルバムを買ったのかというと、デ・ジ・キャラットやギャラクシーエンジェルの楽曲でおなじみの坂本裕介さんがレコーディングエンジニアとして参加した曲があるという事を知ったからだった。
その曲はトラック6のWatching Over Youで、なんと杏里さんとのデュエット。杏里さんも私からしたら親世代の方だが、CAT’S EYEの歌手と言えば多くの人は分かるのではないだろうか。
Watching Over Youの作曲、編曲は林哲司さんで、杏里さんの悲しみは止まらないや竹内まりやさんのSEPTEMBERを作った方だ。世代じゃない私でも、これは凄いコラボだと分かる。
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坂本さんはここ最近の杏里さんのライブのプログラマー及びエンジニアとして参加しており、お若い頃は音楽雑誌ライターをやっていて、林哲司さんの作曲講座の記事を担当されていたそうだ。これは想像だが、そうしたご縁でこの曲にエンジニアとして参加する事になったのだろう。
このアルバムは他の曲は全くチェックせずに買ったが、買って良かった。曲を聞いてもジャケットを見ても凄いという言葉しか出ない。
ジャケットには全ての曲に竹内まりやさんご本人が「その曲はどういう経緯で生まれたのか、作曲家や編曲家が決まった経緯」等の解説しており、そういう「制作秘話」が大好きな私は読みふけってしまった。元々坂本さんとお会いしたのもGA楽曲の制作秘話が聞きたかったからなので!
全ての楽曲にどの楽器は誰が演奏したのかクレジットされており、これはもはや「ジャケット」という枠に収まらない資料だ。
読み進めていくうちに、早見沙織さん、ピカチュウ、コダックなど、意外な名前が出てくる。竹内まりやさんが枠にとらわれず、いろいろな場所で活動されていることを知った。
そして、18曲も収録されていて、この壮大な資料になっているジャケットも付いて値段は通常版なら3410円。今は10曲くらいのアルバムでも4000円近くするものも普通にあるので、相当お買い得だ。限定版だとBlu-rayが付いてきたりブックレットが付いてきたりするらしい。ブックレットの内容気になるな…。
本当に買って良かった。もう一枚買って竹内まりやさんを知るきっかけを与えてくれた親にもプレゼントしよう。
しばらくはこのアルバムが日常のBGMになりそうだ。
- CDと特典のメガジャケ。
- ジャケットの最後のページのクレジットの一部。レコーディングエンジニアの部分に坂本さんの名前がある。
- ジャケットを横から見たところ。分厚い。ケースが若干分厚いと思ったが、ディスクが2枚だからではなくジャケットが厚いからだった。