VAIO VPCEB17FJのHDDを4kセクタのものに換装してみた

注意

ここに書かれている手順は、成功を保証するものではありません。手順を間違えると、機器の故障、データの消失等に繋がる可能性があります。これらを実行し、機器の故障、データの消失等があっても一切に責任を負いません。

用意するもの

  • リカバリディスク(何らかの原因で焼けない人はメーカーから取り寄せる。有料で、今回の場合は5250円)
  • 4kセクタのHDD(今回使ったのはWestern DigitalのWD10JPVX)
  • 512セクタのHDD(今回使ったのはSeagateのBarracuda 7200.11 ST3500320AS 500GB)
  • serial ATA延長ケーブル(今回使ったのは世田谷電器のAR-S005S)
  • 適当な電源(今回は普段使っているデスクトップの電源を流用)
  • HDDコピーソフト(今回使ったのは、EaseUS Disk Copy Home Edition 2.31)

2.5インチの512セクタHDDを用意できれば、もちろんserial ATA延長ケーブルや電源はいらない。

※Seagateの不良ファームウェアのせいで大騒動になったHDD。友人からデータ救出を頼まれて、Seagate製HDD 解析まとめというWikiを参考にしてデータを救出した。ファームウェアをアップデートしてそのまま友人から譲り受け、データの一時バックアップ用に使っていた(笑

成功手順

  1. 512セクタのHDDをノートパソコンに接続し、リカバリディスクからリカバリする。
  2. Windowsを起動し、最新のインテルラピッドストレージテクノロジードライバを入れる。
  3. その状態で、4kセクタの新しい2.5インチHDDにクローンを作る。
  4. クローンを作ったHDDをノートパソコンにセットし、Windowsが起動すれば成功。

背景と試したこと

職場の先輩から、パソコンが起動しなくなったから中のデータを救いたいという依頼を受けた。

早速パソコンを預かって電源を入れてみると、黒画面に白字でSMART Failerのメッセージが出て、一番下の行にPress F1:ContinueとあるのでF1を押してみる。すると、スタートアップ修復が起動して自己診断させてみるが結局「修復できませんでした」という旨のメッセージが出てWindowsが起動しない。

HDDが逝きかけているようだが、スタートアップ修復が起動するということは、まだ逝ってない。他のパソコンに繋げばデータを救えそうな気がしたので、繋いでみたらちゃんと認識して中身も見えた。データは無事救えたが、問題はこのパソコンを再び使えるようにしなければならない。

まず、SMART Failuerを吐いている様なHDDを使い続けるのは危険なので、HDDを交換する。7000円くらいで1TBの2.5インチを用意した。4kセクタだけどパソコンのOSはWindows7だから問題ないだろうと安易な気持ちで選んだ。

さて、この新しいHDDへリカバリをしなきゃいけないわけだが、残念ながら先輩はリカバリディスクを作っていなかった。最近のメーカー製PCはハードディスクのパーティションを切ってリカバリ領域を作り、光学メディアのリカバリディスクを用意しないことが多い。ただ何らかの原因でOSの起動に必要なファイルが壊れただけならリカバリ出来るが、HDDが丸ごと吹っ飛んだ場合は光学メディアが無いと完全にお手上げになる。

仕方ないので、HDDコピーソフトでリカバリ領域のコピーを試みる。しかし、途中で止まってしまいコピーできない。試しにエラーを無視する設定にして無理やりコピーしてみたが、やはりコピー先のHDDでリカバリ領域から起動することは出来なかった。

次に、古いHDDで無理やりリカバリを試みる。一応リカバリ領域からの起動は出来て、リカバリを始めることもできたが、途中で止まってしまった。一応リカバリ領域とOS領域は復旧できたようで、OSは起動できた。リカバリディスクの作成というメニューも出すことが出来たのでブランクDVD-Rを入れて作成を試みるが、書き込みが始まらずにディスクがイジェクトされて終わる。やはりデータが欠落しているせいだろう。リカバリディスクを作ることも失敗。

先輩に事情を説明して、メーカーから有償でリカバリディスクを取り寄せることにする。これにはメーカーへユーザー登録が必要で、登録対象のPCからサイトへアクセスする必要があった。たまたま何とかOSを起動できるところまで持っていけたからよかったものの、古いHDDでリカバリ出来なかったらと思うとぞっとする。

無事にリカバリディスクが届き、新しいHDDをセットしてリカバリしてみる。HDDへデータをコピーするのは何の滞りも無く終わった。しかし、Windowsを起動しようとする段階で「インストールを完了できませんでした。このコンピューターにWindowsをインストールするには、インストールを再実行してください」というメッセージが出て起動できない。再起動しても同じ。メッセージ通りもう一回リカバリしても同じ。調べてみると、4kセクタのHDDでWindows7をインストールするときは、インテルラピッドストレージテクノロジードライバが9.6以上じゃないとこのエラーが出るらしい。実際、元々入っていたHDDは512セクタのものだった。普通のWindows7インストールディスクならF6でドライバを読み込ませるという技も使えるが、これはリカバリディスクなのでそれは不可能。なので、選択肢としては2.5インチの512セクタのHDDを用意するか、適当な512セクタのHDDを使ってリカバリを実行し、Windowsが起動した状態で最新のラピッドストレージテクノロジードライバを入れて、その状態のHDDのクローンを新しいHDDに作るという手法だ。

幸い、手元に余っている512セクタのHDDはあった。しかし、3.5インチなので、そのままではノートパソコンに接続できない。そこで、Serial ATA延長ケーブルを用意した。電源は、予想はしてたが、やはりノートパソコンからの電源では出力が足りないようで、3.5インチのHDDは動かない。なのでデスクトップの電源から取った。

すると、無事3.5インチのHDDでリカバリ出来て、最新のラピッドストレージテクノロジードライバも入れられて、その状態で新しい2.5インチのHDDでクローンを作って、無事に起動に成功。

ところで、新しいほうの2.5インチHDDは、途中で32MBとしか認識されないというトラブルがあった(本当は1TB)。調べてみるとよくあるトラブルのようで、ULTIMATE Boot CDといういろいろなソフトが入ったCDを用意して直った。詳細は良質な解説サイトがたくさんあるので検索して欲しい。

Serial ATA延長ケーブル。
Serial ATA延長ケーブル。
ノートパソコンに延長ケーブルをつけたところ。
ノートパソコンに延長ケーブルをつけたところ。
3.5インチHDDの電源をデスクトップから取る。
3.5インチHDDの電源をデスクトップから取る。
HDDのクローンを作るときはこんな感じ。
HDDのクローンを作るときはこんな感じ。
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