車の左フロント(助手席)ドアロックアクチュエータ交換(スズキ・MRワゴン(MF21S))

車の集中ドアロックで、助手席だけ動かなくなってしまったので、アクチュエータを交換しようと思い立った。

この車は平成14年式で10万km以上走行していてそこそこ年季が入っている。古くなればこうした可動部が壊れていくのは仕方ないのだが、どうせ交換するなら新品に換えたいと思い、プロの整備屋も利用する自動車部品屋に聞いてみたのだが、純正部品ではアクチュエータ単体では補修部品としての取り扱いはなく、ドアロックASSYになってしまい15000円くらいかかってしまうということだった。

十中八九アクチュエータが故障している事が分かり切っていて、ドアロックASSYごと交換して15000円も部品代を払うのはばかばかしい。

こんな時に頼りになるヤフオク!で検索してみた。すると、中古のドアロックASSYが3000円くらいで出品されていたので落とした。アクチュエータ単体でこれより安いのは無かったので、結局ASSYごと入手する事になった。

スズキ・MRワゴン(MF21S)左フロントドアロックASSY

スズキ・MRワゴン(MF21S)左フロントドアロックASSY

ドアロックアクチュエータ単体

ドアロックアクチュエータ単体の両面。写真で灰色っぽく写っている小さな突起が動く仕組み。

ドアの内貼りを外したところ

まずは、ドアの内貼りを外す。多くの車は、内側からドアを開けるときのレバーのところと、内側からドアを閉めるときに手を入れる隙間の中にビスがあり、それを外してドアと内貼りの隙間に指を入れて引っ張れば外れる。

全てのロックが外れたら内貼りを上に持ち上げてから引くようにすればドアから外れる。パワーウィンドウスイッチへの配線が付いているので、コネクタを抜けば内貼りは完全にドアから離せるようになる。

写真の車は、社外品スピーカを付けてデッドニングしているので通常の状態ではないが気にしてはいけない。今回使うサービスホールのデッドニングシートも外してある。通常はビニールのシートが付いているので、それをサービスホールにアクセスできる程度に剥がせばOK。

写真の赤丸はドアロックASSYを固定しているボルトの一つ。2番のプラスドライバーでも10mmの六角レンチでも外れる。ねじの舐め防止の観点から、10mmのソケットレンチを使うことを勧める。青丸のコネクタはドアロックアクチュエータの配線なので、これも外す。

ドアロックASSYを外すためのねじ

写真中央の3つのビスを外すと、ドアロックASSYがロッドに支えられている状態である程度自由になる。

上のサービスホールからドアロックASSYにアクセスする

下のサービスホールから手を突っ込んで、ドアロックASSYをなるべく上のサービスホールに近づけるように持ち上げた状態。赤丸の3つのビスを外す(この写真は一つ外している状態)。裏側に同じ形のビスがもう一つあるのでそれも外す。

オフセットラチェットドライバーと普通のオフセットドライバー

このビスを外す時に大活躍するのがこの写真の左側と真ん中のオフセットラチェットドライバー(同じもののパッケージとそれから出した状態)。右側の通常のオフセットドライバーでも出来なくは無いが、激しくダルいのでお勧めしない。

オフセットラチェットドライバーはホームセンターで1000円くらいで売っているので、持っていない人はこの機会に買ってしまおう。狭いところのビスを付け外しするときに大活躍する。

ここまでやると、ドアロックアクチュエータが外れるので、後は逆順で取り付ける。所要時間は1時間半くらいだった。

もし自動車屋に頼んで、ドアロックASSYを丸ごと交換したら工賃を1万円くらいは取られるだろうから、部品代と合わせて25000円くらいはかかるだろう。安く部品を中古で入手して自分で交換すれば5000円でお釣りが来るくらいの金額で出来てしまう。

最後に、お決まりごとです。ネット上の情報を参考に作業をするときは自己責任でお願いします。この情報を参考に怪我をしたり車や部品を壊してしまっても、私は責任は取れません。

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