格ゲーに興味の無かった男と電撃文庫Fighting Climaxとの出会い
夏に実家に帰ったときに幼馴染(男)2人と遊んだ。自分は普段はゲーセンに行かない人なのだが友達は行く人で、ゲーセンに行くことになった。
普段はゲーセンに行かないから、行く時はこんな感じで友達の付き合いで行くことが殆どで、その時は大抵クイズ・マジック・アカデミーをやって時間を潰している。
友達はボーダーブレイクをやっていて、一度やり出すとしばらく時間がかかるので暇だった。
クイズ・マジック・アカデミーを2クレジットやったところで飽きて、店内をうろうろしたら見つけたのが電撃文庫Fighting Climax。ラノベはちょろっとは読むので、出てくるキャラクターの半分くらいは読んだことある小説に出てきたか、読んでいなくても見たことのあるキャラクターだった。
普段は格ゲーに興味を示さないが、このときは非常に惹かれて2クレジットだけやってみた。
格ゲーなんてほぼ全くやったことが無い自分でもCPU相手に4ステージ目くらいまでは進めた。
これなら自分にも出来るのでは?と思った。なんて言ったって、出てくるキャラクターの半分は分かるというのは楽しい。しかし、ゲーセンのアーケードゲームに一度ハマってしまうと金がいくらあっても持たない。
…というようなことをTwitterで呟いたら、友人から「その手のゲームは大抵コンシュマー化する」とリプライが来たので、コンシュマー版が出るのを待っていた。すると、それから数週間で公式発表。
今年、買おう!と思ったゲーム3本目になった。(1本目は超ヒロイン戦記、2本目はバレット・ガールズ。)
格ゲーやるならアーケードスティック?
格ゲーについていろいろ調べていたら、コンシュマー版でやるにしてもアーケードスティックでやったほうがいいらしい。
なるほど。今まで格ゲーなんてやったことないし、初心者のうちからアーケードスティックに慣れておけばいつかゲーセンでやることがあってもいけるかも(多分そこまでゲーセンでやらないと思うけど)と思った。
自分は変な所で形から入る人間なので、電撃文庫Fighting Climaxを買うに辺り、折角格ゲー始めるならということでアーケードスティックを用意することにした。
アーケードスティックは安物もあるがやはり性能というか、入力感覚が値段相応であまり良くないらしい。それなりのものになると1万を超えるのが相場のようだ。
後、アーケードスティックは操作音が結構大きく、夜などは壁が薄いアパートなどでやるには気になる音量らしい。確かにボタンはパチパチ鳴るし、レバーもカチャカチャいう。
今わりと手に入りやすいアーケードスティックで静音仕様の物はHORIから出ているリアルアーケードPro.V4 隼 静音で、Amazonでしか売っていなくて18000円以上する。流石にこれは少し高い。2014年12月4日に一般流通版も出るらしい。色は少し違うが価格は同じなようだ。
更に調べを進めると、安いアーケードスティックを買ってレバーやボタンを換装している記事を見つけた。
これならある程度安く収まるかも!?ということで、やってみることにした。
iBuffalo USB アーケードスティック 13II(BSGPAC02BK)の改造
用意するもの
- iBuffalo USB アーケードスティック 13II(BSGPAC02BK)
- 改造アーケードスティック界隈では有名な物らしい。レバーとボタンの規格を本物のアーケードゲームで実際に使われているものに合わせてあるので、換装が容易。Amazonのマーケットプレイスやヤフオクなどで3~5000円程度の相場。赤いパッケージと黒いパッケージがあるが、中身は同じだと思われる。
- 静音ジョイスティックレバー
- この静音タイプのレバーが意外と高く、改造するアーケードスティック本体より高いという始末なのがこのプロジェクトの玉に傷なところ。相場は5000円少々。そのためか、三和電子楽天市場店でこのスティックを買うと送料が無料になるので、残りのボタンなども一気に纏めて買ってしまうのも手。一応、千石電商でも取り扱いがあることは述べておく(後者はレバーボール別売り。無くても元々付いていたレバーボールは使える)。
- 静音押しボタン30mm
- 三和電子の楽天市場店だと4つセットで色の組み合わせも限られているが、千石電商のネットショップなら各色をバラで買うことが出来る。そこら辺はお好みで。
- シャフトカバー・ディスクセット
- 必須ではないが、どうせならレバーボールとシャフトカバーの色を合わせてみてはどうだろうか。尚、これは千石電商では取り扱いが無い。
- 5PINコネクター付ハーネス
- 秋葉原や大須などでコネクター部品をバラで買える環境に無い人はこのハーネスは買っておいたほうが無難。
後はドライバー、ペンチなど、こんな感じの工作をするのに必要な道具一式。方法によっては半田ごてもあった方がいい。
参考写真
- 電撃文庫Fighting Climax Sofmap限定版
- 裏蓋を開けてボタンとスティックを換装したところ。難しいところは特に無い。見たままに入れ替えるだけ。ボタンの端子は素手だと中々外れないので、ペンチを使って外そう。その時にリード線から端子がすっこ抜けないように注意。
- スティックと基板部分の拡大。テスターが無い人はどのピンを繋げばいいかの参考に。スティックは180度向きが変わっても付けられるが、そうするとピン配置が変わるので注意。
- 元々付いていたスティックと自作ハーネス。ハーネスを自作するには、写真に写っているようなオープンバレル型圧着端子かしめ工具が要るので、少し敷居が高い。この工具は7000円くらいする。普通の人は元々付いているスティックからハーネスを外して、三和電子の通販で販売している専用のハーネスと半田付けしてビニールテープで巻くのが無難と思われる。
- 完成した改造アーケードスティック。ボタンの色は迷ったがオリジナルに近い色にして、スティックは透明の青にしてみた。費用は結局12000円くらいかかってしまった…。工具とか持ってない人は素直にHORIのリアルアーケードProを買った方がいいと思ったw (工具を用意するところから入ると結局18000円を超えてしまう)
こうして、見事に本来の2/3程の費用で静音アーケードスティックを用意できた。只今このスティックで電撃文庫Fighting Climaxを絶賛プレイ中!