ブログに「普通自動二輪 一発試験」というキーワードで飛んでくる人がやたらと多いので、
普通自動二輪免許を一発試験で取るにはどうしたらいいか、私の知っている限りのことを綴りたいと思います。
ちなみに、私はバイクで公道を走ったことがありません。
というか、これを書いている時点でバイク持ってすらいません(笑)←まー持ってたら走っているわけですが…
当然、競技用バイクでレースに参加する…なんてこともしたことありません。
ということで、この記事を書いている人はバイクに関してはど素人だと思って聞いてください。
でも、ちゃんと一発試験で普通自動二輪免許を取ったのは事実ですので、そこら辺は(ある程度は)任せてください(笑)
結局Q & Aもなげーじゃんというツッコみは受け付けません。
普通、免許を取るときは教習所に行きますよね。
本当は普通ではないのですが…理由はあとで説明します。
今ではこちらの方がマイナーになってしまいましたが、教習所に通わないで試験場で試験を受けて、免許を取得するという方法が存在します。
それが一発試験です。
知らない人に一発試験というと、教習所の卒業検定に一発で合格すると勘違いする人がよくいます(苦笑)
「普通自動二輪 一発試験 難易度」なんてキーワードで飛んでくる人もいるくらいなので、
一発試験の難易度は、気になる人が多いようです。
普通自動車免許は97%の人が指定自動車教習所で取るみたいですしねー。
本来、免許は免許センターで学科試験を受けて、合格した人が技能試験を受けて、それに合格した人に免許が交付されるというのがセオリーです。
指定自動車教習所を卒業した人は、あくまで技能試験は免除ってだけなんですね。
御託はここらへんにしておきましょう。
端的に、難しいか簡単か!?
指定自動車教習所の卒業検定よりは難しいと思ったほうがいいです。
と言っても、私は指定自動車教習所には通ったことがないんですね(マテ
ただ、試験場で待っている間に他の人から話を聞いたり、届出自動車教習所(以下「練習場」とする)の待合室で他の教習生の話を聞く限り、ほぼこれは確実なようです。
もう5回目…、もう8回目…なんて人もざらにいますし。
試験官は警察官です。なので妥協などは一切ありません。
完走してもバイク降車時に減点超過になれば不合格です。容赦ないです。
その代わり、ちゃんと公平に採点しているのも確かなので、やるべきことをちゃんとやっていれば確実に合格できます。
積極的にお勧めはしません。
理由はいくつかあります。
では、一発試験で免許を取るメリットはなんでしょうか。
やはり免許を取るのはある程度金がかかりますから、安く出来るのなら安くしたいですよねー。
ただ、デメリットもかなり大きいですよね(だから、多くの人は教習所で取っちゃう)。
それでは、具体的な取り方へ。
というのは当たり前なので誰でも分かると思うのですが、他にもあるのです。
これが結構重要です。
他の県はどうか分かりませんが、埼玉県の場合は技能試験の申請をするときに、装備品もチェックされます。
ヘルメットは原付用の野球帽のようなヘルメットでは突っぱねられます(本当)。
グローブは、なるべく皮製かそれに近い材質のもので。
最悪、滑り止め付の軍手でも受験はさせてもらえます。
ブーツは、くるぶしが隠れることが大前提。
くるぶしが隠れない靴で来てしまい、突っぱねられている人を何人か見ています。
あと、かかとがあるものがいいです。
そこの段差にステップを引っ掛けるのが理想(と試験官が言っていました)なのだそうです。
長袖長ズボンでないと、受験させてもらえません。
どんなに暑くてもダメです。
夏などは別に着てこなくても大丈夫なので、必ず持って行きましょう。
あと、何も免許証を持っていなくて住民票で申請する人は、他にも身分証を持っていきましょう。
保険証とかパスポートとか…
さて、準備が整ったらいよいよ試験場に赴き、申請をします。
何も免許を持っていない人、原付か小特しかもっていない人は学科試験があります。埼玉県では、最近、学科試験が難しくなっているとウワサされています。
常識問題でしょ?なんてナメてかかると100%落ちます。数値問題なども出てきますので…。
学科試験から受験する人は、学科の勉強も怠らないようにしましょう。
普通か大型特殊かそれ以上の免許を持っている人は学科試験免除です。
以下は埼玉県の場合を書きます。
(学科試験免除で)初めて受験の人は、1階の受付窓口に並び申請して、その次に視力検査を受けます。
合格したらそのまま技能試験待合室に向かいます。
技能試験待合室に着いたら番号札を取ります。
そのうち自分の番号が呼ばれますので、呼ばれたら技能試験待合室の中にある受付に向かいます。
ここで装備品のチェックなどを受け、受験番号カードとゼッケンを受け取ります。
ちなみに、ゼッケンの色は普通自動二輪小型限定が黄色で、普通自動二輪限定無しが緑で、大型自動二輪が赤です。
9時15分になり受付が終了すると、試験官が受付をした順番に受験者を並べます。
そして、「自分の3人前の人の顔とゼッケンの色と番号を覚えて。」と言われますので覚えておきます。
そしてコース説明をし、いよいよ試験です。
最初は一気に3人プラットホームに下りて、次からはさっき覚えた人が待合室に戻ったら降ります。
プラットホームに下りて自分の前の人が出発したら、インターホンがあるのでそれを鳴らして、受験番号と名前を言います。
そして、自分が乗るバイクがある場合は乗車してすぐに発進できる状態で待ち、ない場合は前の受験者が戻ってくるまで待ちます。
この乗車のときから試験です。
法規に乗っ取った「(試験における)正しい乗車方法」で乗車します。
バイクの運転がうまいとか関係無しに誰でも出来る乗車の段階で減点されるのはあまりにも空しいので気をつけましょう。
試験が途中で減点超過になると、「残念ですが本日の試験はここまでです。プラットホームに戻ってください。」と無線で指示されます。
まーほとんどの人が言われることです(笑)
逆に、完走できれば“ほぼ”合格です。(たまに完走しても落ちている人を見かけます)
バイクから降りるまでが試験です。仮に落ちたとしても、戻るまでも練習のつもりで真面目に走ったほうが私はいいと思います。
完走したのに落ちた人は、多分降車のときに減点があったのでしょう。非常にもったいないので気をつけましょう。
バイクから降りたら再びインターホンを鳴らして、受験番号と名前を言います。
すると、試験官がどこが悪かったのかワンポイントアドバイスしてくれます。
一応コース説明のときは1つだけと言っているのですが、大抵2、3個指摘してくれます。
次回受けるときや、練習するときはそこを意識してみましょう。
落ちた人は次の申請書をもらってそのまま帰ります。
2回目以降に受験する人は、1階の受け付けは省略してそのまま技能試験待合室に行って番号札を取ります。
…とまぁこんな感じですね。
少しは参考になりますでしょうか…?
当たり前ですが、試験場の試験官は何をしたら減点なのかは教えてくれません。
しかし、減点項目を何も知らないまま闇雲に受けてもなかなか受かりません。
ここでは、そのとても気になる減点項目を大公開しちゃいます!
これをやらかすとたとえ持ち点が100点であったとしても試験中止になり、不合格になります。
埼玉県では、受験者に「運転免許技能試験受験の案内」という冊子を配っているのですが、この冊子の後ろの方のページに「危険行為一覧表」として載っています。(つまり、試験場で教えてくれる(減点?)項目!)
これを使わない手はありません。必ず確認しましょう。
まーほとんどのことが当たり前のことですね…
ちょっと気になるのは、ちょっとでも停止線を越えたらだめというところです。
普段の運転ではよくやっちゃっている人がいますが、試験では許されません。
これらのことは絶対にしないようにしましょう。(私は一本橋から3回落ちましたが…)
一見、「え!?そんなことで?」ということもありますが、どどんと20点持っていかれてしまいます。
これらのこともしないようにしましょう。
知らず知らずのうちに一番やってしまいがちなのは、曲がり角における制動と安全間隔不保持でしょう。
他の受験者を見ても、ブレーキをかけながらコーナーを曲がっている人が多すぎます。
何度も落ちている方はどうでしょうか?やっちゃってませんか?
安全確認や乗車姿勢で減点されるのも非常にもったいない話です。
シフトペダルの下に左足が入れっぱなしの人をよく見かけます。
ニーグリップ不足もやってしまいがちです。気をつけましょう。
これを一度もやらずに完走するのは非常に難しいですが、6回やっても70点でギリギリ合格。
なるべくしないように気をつけましょう。
一回目は減点されませんが、二回目以降は一回目にさかのぼって減点される項目です。
要は、「安全運転」と言ってノロノロ走っていても試験は受からないということです。
※ご質問をいただいた場合、その質問と答えをここに載せるかもしれません。同じ疑問を持った方の手助けになるためです。
あらかじめご了承の上お願いします。